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外資マーケティング・ファイナンスのプロフェッショナルによる戯れ。

ナンパポジショニング基礎 −うなずき童貞のあなたへ−

前回の投稿でマーケティングとナンパはなぜ関連性が強いのかを理解してもらえたと思う。

今後の連載は、本題であるマーケティングの考え方をどのようにナンパに応用するのか説明していきたい。
今回はマーケティングの基礎であるポジショニングから紹介していく。

 

なぜポジショニングはマーケティングで重要なのか、どのようにしてポジショニングの考え方をナンパで応用するのかを中心に論じていきたいと思う。
既に知っている人も多いだろうが、ポジショニングの定義をおさらいしよう。

 

ポジショニングとは自社製品について独自のポジションを築き、ユニークな差別化イメージを植えつけるための活動である。顧客に自社製品のユニークな価値を認めてもらうことで、競合製品に対して優位に立つことを目的にしている*。

 

まず、ポジショニングで成功したブランドの1つレッドブルを例として取り上げて、ポジショニングの重要性を説明したい。

 

 

1987年、オーストリア人のマテシッツ氏は香港にある高級ホテルのバーで、リポビタンDを初めて飲んだ。
この体験がきっかけとなり、マテシッツ氏はレッドブルを立ち上げることとなる。ただ、リポビタンDと同じポジショニングでレッドブルを消費者に打ち出しても、差別化を図れない。
そう考えたマテシッツ氏はリポビタンDがどのようなポジショニングを取っているか分析したのである。

 

その結果リポビタンDは疲労回復飲料、すなわち「マイナスをゼロにする」というポジションだとわかった。そこでレッドブルは、「エナジードリンク」と称して徹夜で試験勉強を頑張るとき、スポーツで結果を残したいときなど、パフォーマンスを上げたいときに飲むものという定義付けをしたのである。つまり「ゼロをプラスにする」というポジションだ。

 

レッドブルはこのようにして競合とは違うポジショニング確立し、巧みなマーケティングによって、No.1エナジードリンクブランドとなった。

 

このようにポジショニングはマーケティングにおいて根幹となり最も重要である。

ここまで話せば、何となくマーケティングにおけるポジショニングの重要性は伝わっただろうか。

ナンパにおいてもポジショニングが成功確率を大きく左右してくる。

 

まずナンパ基礎編として、どこの街・どこのスポットで声をかけるのかを紹介するが、

筆者はこのようなバカでも思いつく考えには関心があまりない。

だからこそ、簡単に触れる程度で話すのはやめさせてもらう。

 

東京には恵比寿・渋谷・銀座・六本木・新宿とスポットが多くある。

この世は、街の色に合わせてその色に近しい人々が集まるようになっている。

銀座にはギャルなんていないし、渋谷に落ち着いた熟女が集まる可能性は低い。

 

スポット

相席屋//クラブ//バー//ストリート

右にいくほど声をかけるハードルが高くなることから、難易度は高くなると考えてよい。 

 

結論、あなたの好みに合わせて街を選べば良いし、あなたのパーソナリティー及びそのときの気分に合わせてスポットを選べば良い。

 

街・スポットが決まったら、すぐに街に繰り出したくなるがまだ早い。

ポジショニングにおいて最重要である【マインドポジショニング】を変えなくてはいけない。多くの男がクソみたいな独自のスタイルで、女性と会話しているのを筆者は頻繁に目の当たりにする。

 

たとえば・・

・自分の魅力を伝えることに必死になるあまり、クソみたいな自慢ばかりする男。

(年収・学歴・車・時計など。今の時代こんな奴はもういないと思っていたが意外といる)

・相手の話を聞くことが女性の心を開く鍵だと信じるあまり、手を出せない優男。つまりうなずき童帝。(nodding virgin)

 

このような結果にコミットできない負け犬にならないよう、理想のマインドポジショニングを紹介させて頂く。

 

以下のポジショニングマップで、④PUAが最も理想的なポジショニングである。

 

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①うなずき童帝:「女性は話を聞いてもらうのが好き。相槌をとにかく打て。」というよくある恋愛アドバイスを盲目的に信じて、ただ相手を喜ばせようとうなずきまくる平均的優男。

 

②ビビりうんちく野郎:女性の機嫌を損ねたくないが、相手の話を聞くという基本的な恋愛アプローチも知らないため、興味のないうんちくネタを語ってしまう。特に理数系の学問を志している男性に多く見られる。

 

③イキってる自慢馬鹿:女性の興味を引きたいがために年収・職業・車などの自分の表面的なブランドをひけらかす輩。特に商社・広告代理店勤務の社畜に多く見られる。

 

④PUA(Pickup Artist):女性を敬い、尊重しながらも迎合はせず、目の前の女性を魅了するという自己実現のために相手の話を聞く。人生経験に裏打ちされた自信をもって、女性に自分の価値を示すことができる「優位なオス」。

 

言うまでもなく、目指すべきはPUAの持つマインドである。

 

勘違いしてほしくないのが、マインドポジショニングをとるということは個性を潰すということにはならない。あなたが今まで経験し、考え、感じてきたものを基に形成される個性こそが女性を魅了するあなたの人間的魅力である。あくまでマインドポジショニングは、あなたの個性を魅力的に伝えるために役に立つテクニックと考えてもらいたい。

 

我々PUAは理想的なマインドを手に入れたその後も、自己を研鑽し、魅力を磨くことを怠ってはならない。




*グロービスより引用 https://mba.globis.ac.jp/about_mba/glossary/detail-11994.html